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日々の出来事や思ったことをアレコレと。
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見てくださってる方もほぼいないんだろうなぁ~とは思いつつ・・・
久々の更新で申し訳ないと謝ってみます。
(なにせ、半年間更新していなかったわけですからね)
忙しいとかなんとかよりも、ブログを書くときに、ある時期から更新の仕様が変わったらしく、
使ってるパソコンだとかなり面倒になったことが更新する気になれなかった言い訳です。
書くネタ自体は結構あるんですがね・・・。

しかし、ログインしていない間に随分と使いやすくなったようです。
自分の考えを文章にすることは国語の勉強にもなるので、
これからまた続けていこうかな・・・。
続けていきます!とか大風呂敷広げちゃうと怠け者の自分の首を絞めることになるので、
ちょっとぼかして表現してみました。



・・・ということで、前々から現場で感じていたことを今回のテーマに挙げてみることにします。
ちょっと前に別の日記で話が出たので、それを良いキッカケにして・・・
ズバリ!今回のテーマは【遺伝と学歴】についてです。

これについては、皆さんも色々な方面で一度は聞き及んだ話題ではないかと思います。
簡単に言うと、「親の学歴が高いから、子供も勉強ができる」といったような内容です。
この考えについて賛同する方もそれなりにいらっしゃるのではないかとも思うのですが、
私の意見は違います。「遺伝と学歴(特に大学)に関係性はほぼない」と考えています。

今まで指導してきて感じた結果が上記の結論です。
点数が取れない人は、取る技術が身についていないのだと思います。
私が指導してきた中で点数の上がらなかった人はいないに等しいのが理由です。
上がり方は幅が様々ありますが、現場で何度もそういう場面に出くわすと
遺伝論を疑わざるをえません。

勉強ができる人も沢山見てきましたが、学習の仕方が本当に上手いなぁと思いました。
(上手いとはいえ、その方法は意外と古典的なものだったりすることが多いのですが・・・)
良い大学に通っている方は、勉強のコツ・自分なりのスタイルを確立させているだけです。
コツの掴み方や個々のスタイルは様々だと思います。
ある人は独自で掴むでしょうし、ある人は家庭教師からキッカケを教わるかもしれません。
昨今では勉強法に言及する本も数多く出版されていますから、
それを読んで掴む方もいらっしゃるでしょう。
学習塾や予備校に通って、要領の良い学習法を教わる人も多いと思います。



人に影響を与えるのは、遺伝&生活環境だと聞いたことがあります。
この意見には私も賛成ですが、特に大きいのは生活環境だと考えています。
子供は、生まれたときはすごい可能性(もちろん個人差はありますよ)を持っているのですが、
生活を送る中で可能性はどんどん削ぎ落とされていく
のだと思っています。
ある部分を伸ばそうとすると逆にある部分にかける時間が減っていくとか、
また家庭環境の良し悪しが子供の性格に影響していくとか、簡単にいうとそんなところです。

ある調理師の話によると「料理がその子をつくる」のだそうです。
美味しくて、栄養の偏りなくバランスのとれた食事が骨格や脳をつくっていく・・・とのことで、
「なるほどなぁ~」と感心したものです。

家庭環境というのは、実は指導する際には非常に厄介です。
というのも、私は高校生・浪人生を指導することが多い(小中はほとんど経験ナシ)のですが、
ある程度その時点で個人というものが出来上がっている気がしてならないのです。
以前、私は「どんなに頑張っても一定のところにしか到達できない」と考えていたのですが、
その理由がコレです。20年近くかけてつくられた個人というものを
(良い意味で)壊すという作業は、正直かなり難しい
のです。
逆に壊すことに成功できればコッチのものなのですが・・・。



研究者の方で、遺伝と学歴を結びつけて考える方もいらっしゃるでしょうが
その研究はどのようにして集計されたのかが重要なポイントだと思います。
ただ単に親の学歴と子の学歴を見比べて云々では、あまりに早計な発想です。
(まさか研究者ですから、小学生でも発想できるぐらいの単純な作業を
なさって結論付けてはいないだろうと信じていますが・・・)

親の学歴が高く、それにより良い生活をしているのであれば
当然子供にもその恩恵が及び、学習環境が整いやすい状況下に置かれるのは必然です。
しかしそれは格差の遺伝であり、頭の遺伝ではないはずです。

研究対象は、おそらく、ある程度確立されている人間だと思います。
そんなものを引き合いに出されても、「ふ~ん・・・」ぐらいにしか私には思えません。
むしろ、その人そのものをつくる工程こそが重要です。
ソコに遺伝的な要素がそれなりに見つかれば素直に頷けるのですが・・・

・・・とはいえ、遺伝そのもの自体を否定する気も全くありません。
ただ、遺伝するかしないかというのは確率論・統計論になると思います。
あるものは遺伝するし、あるものは遺伝しないということです。
それが子供の勉強に影響を与えたり、逆に与えなかったりというのももちろんあるでしょうし、
そういった受け継がれたものを持ってして学歴を得た方も中にはいるでしょう。

ですが、少なくとも大学受験に関しては、
遺伝が左右する云々といった話ではない
と思うのです。
勉強の仕方を変えてみたり、ちょっとしたパターン学習をすることで、大きく成績は変わります。
大学受験は点取りゲームです。そこに地頭の良さを測るシステムがあるとは考えにくいです。
(この地頭を測るシステム作りに関しては、大学側も結構頭を悩ませているところだと思います)

むしろ、遺伝的な要素が関わってくるとすれば入学後の先にこそあると考えています。
例えばそれは、誰もが思いつかないような優れた発想をするとかいったものであって、
パターン性と点取り要素の強い大学入試とは疎遠なところにこそ発現するものでは
ないでしょうか。



・・・と、久しぶりに文章を書いたら長くなってしまいました。
要するに、こと大学受験に関して言えば(私の守備範囲がこの辺りなものですから・・・)
それまでにどのような環境下に置かれていたかが重要だということです。
それによって、勉強しても伸びに差が出てきたり
あるところでつまづく可能性が生じたりすると思います。
その時に大切なのは、一旦自分の持っているものを捨て
より良い学習法を素直に受け入れることができるかどうか
です。

その学習法を知っている人は、例えば予備校講師だったり、
勉強法を書いた成功者(と自分が思う人物)だったり、
あるいは先輩だったり・・・様々あるでしょう。
伸び悩んでいる人は、その辺りを考慮してみるといいのではないかと思います。




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ちょっと放置プレイしてたブログですが、久々に時間がとれたので更新します。

三大予備校(の一つ)や家庭教師で数学を指導していることもあり、
今年のセンター試験数学も当然ですが解いてみました。
感想は・・・



<ⅠA>
第三問【図形と計量】では、(2)の最初辺りからつまづく人が多かったと思います。
特に後半は相似に気付くかどうかがポイントでした。
気付いても長さと面積比の関係を覚えているかどうか・・・
これ、中学校で習う公式だったりしますよね。
第四問【確率】では、どう処理するかが明暗を分けたことと思います。
迷ったら216通り全て書き出すのも一つの方法なのでしょうが・・・
センター試験の確率は、根性ある人に救いの手を差し伸べる傾向がある
(せいぜい100通りぐらいだったら書いたほうが結果的に早い気もします。
全く頭を使わなくてもいいですからね。単なる作業になっちゃいますが。)
とはいえ、216通りは少々きついでしょう。
これは「サイコロを使った試行で、なぜ(正)六角形が題材なのか」
気付くとベストなのだろうと思いました。
・・・まぁ、それは全てが終わった今だからこそ気付く人が多いかもしれませんね。
実際の試験では、何個か自分で実験して試してみることで
規則性に気付いた
という受験生が多いんだろうと想像してます。



<ⅡB>
全体的に標準問題ばかりだという印象を受けました。
ほぼ第一問~第四問までの全ての問題において、
過去に数年分の中に類題がある
ような感じです。
おそらく、2000年度以降のセンター試験本試・追試をこなした受験生にとっては
易しく感じたことだろうと思います。
敢えて引っかかりそうな箇所を挙げるとするなら、
第二問【微分・積分】の一番最後の問題の「二直線のなす角度の評価」
第三問【数列】で、記号の多さにびびらず基本に忠実に解く姿勢を保てたか
のものぐらいだと思います。



何故かセンター試験中間集計ではⅡBの方が平均点が低いのですが、
(計算量が若干多かった?からでしょうか)
センター試験の対策をある程度こなしてきた受験生にとっては
頭の柔軟性を要求されたⅠAの方が難しかったように思えました。
おそらく、予備校生なんかは点数がⅠA<ⅡBなのではないでしょうか。

・・・まぁ、結果が良かった人はそのまま順調に勉強すればいいのでしょうが、
悪かった人は思い切って忘れましょう。
もう終わったことは取り返しがつきませんし、次の試験に向けて勉強する際に
妨げになりますからね。
センター利用のみの受験生ならば落ち込むのは仕方ないでしょうが、
二次がある人はそちらの方がよほど重要です。
(もちろん比率にもよりますが、とにかく今はやれることを精一杯こなすべきです)

私事ですが・・・
最近は家庭教師をメインにしているんですが、生徒の成績が急上昇しました。
12月中旬からセンター試験対策を始め、週2回の指導(1回につき3時間)で
これまでの模試よりも20点以上UPしました。
今まで1年間(というか半年間ぐらい)の模試で
1回も平均より上を取ったことのなかった子が、
1ヶ月の指導で本番では受験生の平均を超えたことが嬉しいです。
このまま入試本番でも良い調子で進んでほしいものです。

あと1ヶ月で入試も大体の受験生が終わることだろうと思いますが、
受験生はそれまでなるべく悔いの残らないような日々を過ごしてもらいたいです。
「あの時(勉強)やってればよかった!」と後から涙を流すぐらいなら、
今この時を必死に生きましょう!応援しています!!!




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三大予備校(俗にSKYと言われてるところですね)での指導が今年も終わりました。
去年もやっていたので、もう2年目を終えたことになります・・・時が経つのは早い・・・。
私立医学部を志望している人達に数学ⅢC(比重はⅢが多いです)を
教えていました。



どこの予備校でもそうなんですが、そこでもレベル別にクラスが分かれてまして、
私は一番下と一番上の生徒を1年間(去年から数えると2年間)見てきたわけです。
やはり、上のクラスと下のクラスは全然違いますね・・・。

上のクラスの人達は優秀な方達が多く、合格者もここから輩出されてます。
逆に下のクラスはリピーター(多浪コース)になりがちです。
これ、経営の面から見るとうまいことできてますよね。
上で合格実績を叩き出し、下でお金を徴収するという構図が見えてきます。
・・・まぁ、ちょっと考えればそうなるのは至極当然なのでしょうが、
教える側からするとなんだか悲しい感じですね・・・。



それから、講師の質も上と下では違うんですよね。
これもどこでもそうなんですが(少なくとも、私の経験上では100%です)
上のクラスに良い講師をあてがい、下のクラスにはほどほどの講師を担当させてます。
普通に考えると逆のはずなのに(もちろん、下のクラスに良い先生がいないわけでは
ありませんが、割合で言うと上のクラスの方が良い先生が多いんです)
現実を見てみると上記のような配属になってるんです。
この配属状態から見ても、やっぱり上記の経営の構図は
間違ってないような気がします。

私もとある予備校(三大予備校の一つです)で浪人生活を送ったわけですが、
1年目はわけもわからずにとりあえず最高峰のクラスにいきました。
自分のレベルとかはあまり考慮せず、高望みして上のクラスにしたんです。
・・・でも、今考えるとあの選択は正解だったことになりますね。
2年目は上記の講師配属状態を知っていたので、
特に何も考えずに上のクラスへいきました。

下のクラスを指導している最中に色々と聞いてみたのですが、
講師があまり良くないから授業を切っている人が多かったようです。
私が担当させてもらった授業は、普段よりも多く受講していたみたいで・・・。
ただでさえ成績が芳しくないとのことで下のクラスに配属されたのに、
授業を切ってしまったら尚更勉強がおろそかになるんじゃないかと思ったんですが、
『この人の授業は良くない。』と思っている講師を受けることの気持ち悪さを
私自身も浪人生活を通して身を持って経験しているので
(私は、そういった授業は出なかったんです・・・時間の無駄だと捉えてました)
口が裂けても「無理してでも受けなきゃ駄目だよ。」なんて言えませんでした。



・・・ともあれ、彼らの来春の合格を祈っています。
医学部は狭き門なので、皆が良い結果であることは無理なのは知っていますが、
それでも沢山合格してほしいのは
私を含め指導している全員がそう思っているはずです。
まずは典型問題を落とさないようにすること。
それができたら、問題文の読み方を練習すること。
勉強中に手に入れた、使えそうな(有用な)道具は実際に色々と試してみること。
これを念頭に勉強してほしいと思います。




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私は現在、主に浪人生を対象に数学を指導してます。
私立医学部浪人生は予備校で、理系志望の浪人生を家庭教師でって割り振りです。

医学部浪人生については去年から指導させてもらってるんですが、
同じ顔ぶれがそこそこいるもんで、まぁ、やっぱ医学部ってそんなもんなのかなと
実際に肌で感じる次第です。

・・・でも、やる気のある人とない人がいますね。当たり前だけど。
予備校で年間100人以上もの生徒を見てると本当にそう思います。
やる気のある人は鉛筆(というかシャーペンですか)の進み具合も違うし、
なんだかオーラ出てますよ。勉強してますってオーラ。

学力がある人は鉛筆は止まらないのは言うまでもありませんが、
ない人もオーラが出てる人は止まってませんね。
考えて頭の中でうだうだ悩むより書く。とにかく思いついた解法は試してみる。
ここら辺の心構えが違うんだなぁ・・・うん。
受験生のときには特にわかりもしなかった出来事が、
自身が受験から卒業して指導する立場になり、全体を俯瞰できるようになることで
初めて見えてきた感じですよ。
2年前に現役生を中央大学に送り出したんですが、彼も凄かったわけです。
とにかく悩むよりも先に鉛筆を動かしてた。精一杯問題に取り組んでましたね。

やる気のない人はとにかく鉛筆を動かさない。じっと考えて腕組み。
接したときの態度も違います。
声のトーンが低かったり高圧的な態度を取ったり・・・
教えているこっちにもなんだか嫌な気分になっちゃいます。
私にあたって合格するのなら別に構わないのですが・・・。
教えながらも、このままだと来年も浪人するんだろうなって思いますね。
(だからって手を抜くことはしませんよ。それは自分の信念に反します。)
来年もまた顔を見ることになるか、違う場所で浪人してるか、
自宅で浪人(宅浪)してるかのどれかなんだろうなぁ・・・就職は考えてないんだろうし。
何の為に医学部受験してるんだろうって根本から疑問なわけです。
理系というだけだったらわざわざ医学部に行くことなんてないのに・・・。



そんな疑問を持ちながら、またまた今週一週間も指導に出かけます。
彼らには、少しでも受験期を楽しく過ごしてもらいたいなぁ・・・。
(楽しみすぎてまた浪人しようなんて思っちゃ駄目ですけどね。)

私は浪人生の時が一番楽しかったです。毎日ワクワクしてました。
それまでの小・中・高校生の先生方とは違う業界にいる予備校講師。
指導の力で給料も違えば、人気も違う。
来る生徒の方も勉強しに通ってるわけだから、学校とはやる気も断然違う。
本当に良い環境でした。勉強するには最適な空間です。
それまでは勉強が嫌だったのですが、学ぶことの楽しさも教わりました。
勉強することの楽しさを学んだというだけでも、
予備校時代の経験は私にとって一生ものの財産になりました。

(通わせてくれた親にも感謝です。)

浪人してる人達にも、そんな一生ものの経験を体験してほしい。
今週も指導内容の予習に全力を注ぎますよ!!





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今回は受験生必読?の、予備校模試成績上位者の話をしましょう。



一人は、再受験で京都大学医学部に入った友人です。
皆さんご存知、京都大学は東京大学と肩を並べる日本最高学府ですね。
なんと、1回目の大学には物理化学で受験し、
再受験時には化学生物で受験したというツワモノです。

彼はセンターで失敗し9割を切りながらも、
(国立医学部では、受かるためには9割は必須と考えてください)
二次で挽回し見事に合格しました。

後でその年の最低点を見てわかったのですが、
彼は二次で8割は確保しています。
京都大学の二次試験で8割・・・
京都大学の赤本を見ていただければわかりますが、
普通の理系であれば6割で十分合格できます。
まぁ、大体半分ちょっとぐらいですね。
一般の合格者平均でも半分ちょっとしか取れない。そんな問題です。
(もっとも、その半分ちょっとを取るのにかなりの労力がいるわけですが)
その試験で8割ですよ。彼の凄さがわかると思います。



もう一人は浪人時代に出会った人で、東大志望の文系でした。
成績上位者が載っている冊子で、毎回1ページ目にいる常連さんでした。
英語は190点を切ることがなく、数学は4回連続で200点満点を取ってました。
一般に得点が上下しやすいとされる国語ですら、180点を切ることはなかったようです。
理科・社会は共に90点台でした。
とある予備校模試では優秀賞をもらっています。

彼がどこの大学に行ったかは聞いていませんが、
きっと名のある難関大学に通っていることと思います。

冊子だけの成績だけで評価するならば、一人目の友人よりも
この友人の方が優秀でした。
ほぼ毎回1ページ目でしたからね・・・身近であれだけ高得点を叩き出し続けた人を
私は未だに知りません。とにかく凄かった。
なんで受験に失敗していたのか、よくわからないぐらいの人でした。




こういった人達って、どのように勉強しているか疑問に思ったことありませんか?
絶対に共通点があるだろうと考えてたわけです。
色々勉強に関する質問をぶつけました・・・そして見つけましたよ、共通点。
だけど、それって世間で当たり前のように言われている勉強法だったんですよね。
列挙するとこんな感じです。



①同じ参考書を何回も繰り返す。
②模試を受けたら、すぐに解けなかったところを復習。
③空き時間(隙間の時間)を勉強にあてている。



まず①について。
これは巷でよく言われてますね。
「問題集を解いたら次の問題集にいくのではなく、
それを全ページ覚えるぐらい繰り返せ。」ってやつです。
これ、二人とも忠実に再現してました。
しかも進むペースが早かったのが記憶に残ってます。
どうも、彼らは覚えようとして読むのではなく、
流し読みをして【繰り返す】ことに価値を見出していたようです。
勉強がおぼつかない人って、最初から覚えよう覚えようとして時間をかけてしまう。
最初から根気を入れているから、後でばててくる。そして途中で放棄してしまう。
でも彼らは違った。最初の取り組み意識からして違うんです。
同じものを繰り返す・・・この謙虚さが大事なんですね。

次に②について。
これも聞き覚えのある方が多いのではないでしょうか。
私も受験生を沢山見ていますが、とにかく模試は受けっ放しの人が多い。
その結果に一喜一憂してしまい、後は放置。それじゃいけませんね。
勉強できる彼らから言わせると、
「今、自分がどの位置にいるかではない。弱点を知ることが模試を受けることの意義。」
なんだそうです。
聞いたことはあっても、実際に実践している人となるとかなり少ないのです。

最後に③について。
二人とも電車を利用することが多かったのですが、必ず参考書を読んでいました。
予定と予定の隙間の時間を使うわけです。
使う素材は、短い内容で完結するものでしたね。英単語とか。
次の授業までの空き時間とかも利用していました。


それから、①~③までの共通事項として、また二人の性質の共通事項としてですが、
双方共に『勉強体力』がありましたね。
勉強を持続させることができる体力、同じことを繰り返すことができる体力、
空きの時間も休まずに勉強ができる体力・・・
やはりコレでしょう。コレが一番大事なんです。二人とも〈努力の鬼〉だったんですね。

もちろん、休むときにはしっかり休んでました。計画性もあった。
「ここまでは勉強、ここまでは勉強しない。」と、
きちんと生活に区切りを入れてたんです。
計画をきちんと立てられ、その通りに実行できる・・・これも成功の秘訣でしょう。


・・・まぁ、当たり前と言われることをすれば、おのずと成績は上がるようです。
その当たり前をやり通すことが難しいのですが、
まずは一つ一つできる範囲を広げていく、これが大事なんでしょうね。




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普段の指導で心掛けていること・・・それは講師の質・講義の質である。
当たり前のようだが、私が今まで見た限りでは、
これをきちんとこなしている方は少ない。



まず講師の質について。
これは講師の人柄を示すものだと考えてもらいたい。
「この人に習いたい。この人は尊敬できる。」と思ってもらえるかどうか。
これがまた、どうも巷でアルバイトしている人達には単純そうで難しいらしい。
彼らは単に時給云々しか考えていないからだろう。

なんだか喋りかけ辛かったり(思っていることを言えずじまいのまま終わる)、
覇気がなかったり、喋り方が流暢でなかったり・・・
嘘かと思われそうだが、意外とこういった方々は多いのである。

また、性格的にもクエスチョンマークの付く人達が多い。
オブラートに包んで表現すれば、あまりいい性格をしていないのである。
良い大学に受かっているからだろうか。謙虚さがない。
こういった人に特徴的な共通点としては、
目上の人に対する謙虚さ、処世術は心得ているのだが、
その人が下と位置づけた人物に対してはまるで配慮が欠けている。


これに関して、とある会社の全国営業順位で3位を経験した後、
大手塾に転職し長年指導を経験していた方から興味深い話を伺ったことがある。
彼が言うには
「この業界(生徒に指導する立場)でずっと働いていると、
先生と慕われるもんだから偉くなった気になってしまう。
それも、無意識のうちに性格が曲がりやすい。」

とのこと。
元TOP営業マンのこの言葉は、本当に鋭い意見だと感じたのを記憶している。
指導する立場の人間は、常に平等な謙虚さを心掛けてもらいたいものだ。



また、講義の質も重要である。
今までにも、『えぇ!?そんな指導なの!?』と思える人は数知れず。
【問題を解いてもらう→その間講師は暇そうにしている→
解けていたら次の問題、解けていなかったら(解答通りの)解説→
→指定時間が終わるまではこの繰り返し】
のワンパターンであり、本当に芸がない。
こんなことでお金を貰っている人が世の中の半分ぐらいいる。
これでは給料泥棒と思われるのも当然だろう。

時間はフルに使いこなすべきだ。
暇な時間があれば、具体的にどの辺りの計算が弱そうか。
ここが弱いのであれば、あの単元も弱いかもしれないといった
発想は最低限行ってもらいたい。
また、どういった講義をすれば、よりわかりやすいものになるのか。
解法を発想させるに至った点とはどこなのか。応用性はあるか。
生徒の表情はどうか。疲れていたら、どういった話をして疲れを癒すか。
・・・などなど、いくらでも講義に必要な部分が出てくる。

私は基本的に余計な宿題は出さない。
(もちろん、生徒が余分に問題を求めるのならそれに応じるが。)
その時間に扱った問題を解き直すだけの復習のみで終わることが多い。
それにも関わらず、1ヶ月そこらで平均点から学年TOPにまで上り詰めたり、
平均点から学年2位にまで成績をUPさせることができたのには理由がある。
それはもちろん上記のことに付け加え、
復習素材をふんだんに盛り込んでいるのである。

どの点が弱いのか、どこがポイントなのか・・・など、
指導時間中に学習素材をまとめ、それを生徒に渡す。
後はそれに従って生徒が復習するだけ。
もちろん印象に残る指導も心掛けているため、
生徒は復習しているとすぐに講義を思い出してくれるようだ。
一問一答ではなく、応用の効くポイントを抑えているから、他の問題にも使える。

宿題をいっぱい出して生徒にやらせて成績が上がるのは当たり前である。
宿題をやらせる能力に秀でた先生なのかもしれないが、
それだけでは物足りないのは言うまでもないだろう。




先生が生徒に与える影響は、思っている以上に大きい。
嫌な先生であれば、その教科も嫌いになり、負のスパイラルに陥る。
逆に好きな先生であれば、その教科も好きになり、
自主的に勉強する気にもなるだろう。

自分が学生の頃を思い出してほしい。
嫌な先生が担当する教科は苦手な科目ではなかっただろうか。
嫌な先生だけどその教科が好きな人はそれほどいないだろうし、
いたとしても、それは最初にその教科を習った先生ではないと考えている。

しかし、多くの先生はこの事実に気付いていないのが現状であろう。
『私は生徒のことを第一に考えている。』と自負している先生も、
(それでも、流れ作業をする人達よりは数倍マシなのだが)
講義にのみ目がいってしまいがちなのである。

・・・全体的に愚痴っぽくなっちゃったけど、許してください。
要は、私は常に学生の学力の向上、
ひいては指導する先生の質の向上を考えてるってことです。
学生の学力が全体的に下がってきていると言われる昨今、
楽しく学べる場を提供してくれる先生が増えることを期待しています。




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参考書マニアです・・・多分。

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思えば代ゼミが始まりでした。
今では良い参考書がないか、本屋に立ち寄る日々です。ちょっと趣味を通り越してるかもしれません。
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