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日々の出来事や思ったことをアレコレと。
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先日、俳優の丹波哲郎さんが他界されました。
私は世代が違うこともあり、ブラウン管でほとんど見ることはなかったわけです。
見た記憶では「霊界が~・・・」と言っていたことぐらいかな、やっぱり。
知名度が高かったことから察するに、
なんにしろ人々の記憶に残る俳優だったのでしょう。

ニュースではどこのTV局も簡易的に丹波さんの過去の映像を編集し、
放映していました。
【007】などにご出演されたほどの経歴な方だそうで、
凄かったんだろうなぁ・・・と思いを馳せていました。



そこで気になった記者会見がありました。
タイトルにも名前のある江原啓之さんです。
スピリチュアルカウンセラーという肩書きだそうですね。

スピリチュアルという単語自体は元々あった単語です。造語ではありません。
【spiritual:霊的な、精神(的)の、神聖な、崇高な、宗教の、教会の】
TVとこの単語の意味を照らし合わせる限りだと、
霊的なものも含めた精神カウンセラーといったところでしょう。

この江原さん、通夜の場で
「きょうも(丹波さんの霊が)いらしてました。
お棺の上に座っててニコニコみんなの方を見てらっしゃったよ。」

なんて言っちゃってました。
亡くなる前夜にも丹波さんの霊と会ったと公言し、
「お亡くなりになる前の晩に出てきてくださった。
温泉につかっていて『一緒に入れ』といわれて、お別れなんだと思いました。」

とまで言っています。

・・・う~ん、これは流石にどうなんでしょう。
なんというか、死んだ人間を商売の活力にしているみたいな感覚を覚えました。
霊そのものを真っ向から否定しているわけではないし、
人には説明できない感覚とかはあるかもしれませんが、ちょっとこれは・・・。
(かく言う私も、近しい人が亡くなる前夜、
虫の知らせのような感覚を覚えたものですが・・・)

TVに出てくる人って、どうも胡散臭さ満点な香りが立ち込めてるんですよね。
TVで「これまでの過去で~といったことがありませんでしたか?」と言った質問も
なんだか的を大きくした質問にしか聞こえませんし、
そういった過去については少し調査すればわかってしまうことです。

そうなると今の探偵さんなどは優秀で、深いところまでしっかり探ってしまうでしょう。

前世がどうこうってのもバリエーションが少ない感じがしてしまいます。
全世界の人に前世を提示するとどのような分布になるのかは興味深いところです。
また、前世にも前世はあるわけで、そのまた前世の前世・・・と辿っていくと
一体どこに行き着くのでしょうか。

彼の出ている番組を見ていると、温和に話しながらも相手側の心に残る
内容を喋っているようですね。
少し話しなれた方でしたら、相手が『こう言ってほしい。』と
望んでいることを会話しながら探れると思います。

江原さんにはその能力があり、
それと霊とを絡めることで神聖なイメージを作り上げているんだと考えています。
彼は人の心を探り、相手が言ってほしいことを会話の中で察知し
話しているだけのイメージが拭えません。

死人に口なしです。
なんというか、TVを見てると江原さんは勝手なことを言ってる感じがしたわけです。
第6感とか感覚的なものは私自身あるとは思いますが、
それが目に見える(視覚化されている)としたら変です。
あくまで感覚だろうと思っているわけです。

彼が支持されるとしたら、それは単なるカウンセリング能力に関してであり、
霊とはまた別次元のものだと考えています。




それに関連して・・・細木数子さんも売れてますよね。
ちょっと前、何故彼女は売れているのかを考えてみたことがあります。

宗教を広めるための手段で、よく使われているスキームがあります。
それは最初に破滅思想を掲げ、人々の不安を煽った後、
自分の宗教はその破滅から逃れられる唯一の救済なのであると説く
わけです。
古臭いスキームではありますが、未だにこれ、よく使われてるみたいです。

ちょっと前に、古い友人に呼び出されたら勧誘に会ったという人が
録音機を相手にわからないように隠して録音し、
インターネット上に音源を上げていました。聞いててなかなか面白かったですよ。

その勧誘内容とは、
「あと10数年後に日本は破滅する。隣国からの侵入を許してしまうからである。
その時、救済されるのは○○(宗教名)を信仰してきた人である。
周りもそのときには○○を信仰し始めるが、当初から信仰してきた人のみが
救済されるのである。」

といったものです。なんで隣国が日本を侵略してきたら、
その宗教を信仰した人が助かるのかは言ってませんでした。
新興宗教の一つだったんですが、信者獲得に躍起になってるなぁと思ったもんです。

「(そのままだと)地獄に行く。」というのが、半ば彼女の口癖のイメージがあります。
これ、まんま破滅思想ですね。
そんでもって、「△△をすれば良くなる。」と助言する。これは救済策です。
私はTVを見ながら『なるほどなぁ~』と関心したもんです。

また、彼女が支持されるもう一つの理由として考えられるのは
【古き良き日本】を思わせる発言が多いからでしょう。

日本の高度経済成長期、家庭では男は仕事、女は家事に従事していました。
役割分担がきっちり分かれていたわけです。
だから男は仕事に専念することができ、経済は発展した。
帰る家は女がしっかりと用意してくれた。それが成長期にあった家庭の姿でした。

細木さんも、よく似たようなことを言ってますね。
それを聞いた高度経済成長期に生きていた子供や大人(今の年配の方々)は、
昔を懐かしく思うでしょう。
逆に、今の世の中はそれとは変わってきていますから、
若者達には割と新鮮な意見として聞こえるんじゃないでしょうか。




今は様相が変わってきています。
女性の地位向上運動が盛んになり、社会的地位が昔よりも獲得しやすくなりました。
相対的に世の中の父親の威厳はなくなっていくでしょう。
「父さん、今日は日曜日なんだから家を出たら?」なんてイメージですね。
折角の休みなのに、家に居ると迷惑みたいな扱いを受けちゃったりします。
普段は帰ってきたら皆寝てるから、作り置きの料理をレンジで温めて食べるなんて、
なんだか想像してしまう世の中なわけです。
昔はそういったことは想像すらできない感じだったのではないでしょうか。

また、家庭に両親がいないため、子供に愛情を与える機会も減ってる感じがします。
幼少期に受ける愛情は、後で大きくものを言います。
すぐ切れる子供、非行に走る子供・・・最近増えてきたのは偶然でしょうか。
(もっとも、これはまた別の理由も考えられますが・・・)

なかなか、男性・女性共に納得できる世の中って難しいですね。
ちょっと前までは、家庭はこうあるべきだという形が存在していましたが、
めまぐるしく変動する現代ではその考えではやっていけないのでしょう。
双方ともにどこかで妥協し、各家庭ごとに在るべき姿を構築していく・・・
提示されたものに従うのは容易いですが、
自分達で創り上げていくのは難しいことだと思います。
創り上げるには、個人個人がしっかりとした考えを持たなければいけません。
ですが現代では、段々と個人の考える力が低下しているように見えます。



う~ん・・・これからの日本、大丈夫かな・・・?




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